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ロバートの法則

冷たい雨がしとしと。
おとといの寒波ほどではないですが、寒いです。
もう確実に冬ですな。
灯油高いです。


こんな日はよくロバート・ワイアットが聴きたくなってかけるのですが(今も聴きながらこれを書いています)、ろば屋には 『ロバートの法則』 というものがあって、ロバート・ワイアットをかけると何故かお客さんが来ないのです。
単にお客さんが来なさそうな天気の時に聴きたくなるだけなのか、お客さんが来なくて鬱々して聴きたくなるのか、鬱々した人間が店番しているからお客さんが来ないのか、
いずれにしても人のせいにされてロバート・ワイアットさんはいい迷惑なことです。

まあろば屋の経営状態はとりあえず考えないことにして(泣)、こういう曇りからやや雨の天候の時のろば屋は、外光が程よく抑えられ車の音も雨に吸収されて、展示している作品たちが一番きれいに見えてくる、私が割りと好きな時だったりするのです。
そんな静謐のひとときにロバート・ワイアットの染み入るような歌声は本当にたまりません。
ちょっと暗いけど。

先日、10代の頃聴いていたラフ・トレードのオムニバスアルバム 『クリアカット』のテープが出てきて、そこに(すっかり忘れていたのですが)ロバート・ワイアットの 『At Last I am Free』 が入っていて久々感動しました。
これは名曲です。
きりたんぽ鍋を食べながらウイスキーが飲みたくなる程、名曲です。



恩塚正二展、明日までです。
ロバート・ワイアット聴いてるかもしれないけど、来てね。




ロバート・ワイアット 『ヒズ・グレイテスト・ミッシーズ』 ビデオアーツミュージック




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前の日記で捜していた昔の雑誌というのは、民俗音楽の専門誌 『包(パオ)』 という雑誌でした。
もうかれこれ20数年前になるのですね。
しみじみ。

あのころはピーター・ガブリエルがWOMADという世界民俗音楽まつり!みたいなことを始めたりして、民族音楽が一般に認知されだしたあたりでしょうか。
パラパラめくるとザイコ・ランガ・ランガとかエルフィ・スカエシとか懐かしい名前がいろいろ。
この雑誌のレビューを読んで高橋鮎生さんの 『ノヴァ・カルミナ』 買ったっけな。

認知されたらされたで、西アフリカの音楽をディスコ調にアレンジしたり、ジャズとホーミーをいっしょにやったりと、なんかちょっと際物っぽい方向にいっちゃって結局あきられてしまったようですが(ポール・サイモンまでアフリカものをやってましたものね)、今でも時折普通の曲の中にエスニック的なフレーズが聞こえたりすると、ちゃんとそのエッセンスはしっかり残っているんだなーと感慨にふけったりします。

民族音楽マニアには全然なりませんでしたが、例えばインドネシアのダンドゥットなんかまさにド演歌ですから、逆にそれを聞いたあとでは美空ひばりやテレサ・テンや天童よしみの歌がよくなったりして、それはそれでよかったんじゃないかと思うております。
FMから流れてくる邦楽の番組の小唄とかも、なんかいいなーなんて思ったり。
単に年くったせいなんでしょうか。

サラリーマン時代上司にむりやり連れて行かれた場末のスナックでは、ご近所らしきじいさんばあさんのグループが、全く知らない演歌歌手の全く聞いたことのない曲で楽しそうにカラオケ&ダンスに延々興じているという恐ろしい場面にときおり遭遇しましたが、あれってもしかしたら小さなライブハウスにインディーズのバンドを追っかけていく心理と同じようなものなんでしょうかね。
ちがうか。



恩塚正二展も中盤に入りました。
HPに展示風景もUPしましたが、本当におもちゃ箱をひっくりかえしたような楽しい展示空間になりました。

どうぞ暖かくしてお越しください。



高橋鮎生 『ノヴァ・カルミナ』 ミディ
ロマ・イラマ&エルフィ・スカエシ 『ラジャ・ダン・ラトゥ』 ライス・レコード



おしゃべり階段

本日より 『恩塚正二展』 がはじまりました。
前回よりオブジェが多い構成。
ブリキの立体がかっこいいです。
器の線刻もかっこいい。
形も色もバリエーションが増えて、とても楽しい展示になりました。
お近くの方は是非!



先日、昔買ってた雑誌を探していて、マンガの詰まったダンボールに10数年ぶりに遭遇。
本来の目的を忘れて思わず読みふける。

俺にとってマンガと言えば、なんつったって 『おしゃべり階段』(くらもちふさこ)。
主人公の友達の少ない女の子が、なぜがバスケ部のかっこいい同級生とロックバンドのボーカルやってる不良っぽいにいちゃんにもてるという、少女マンガの王道のような筋書きには心底しびれるぜ。
登場人物に中野くんとか荻窪くんとか国分寺さんが出てきて、武蔵小金井がないのが唯一許せないけどな。(私が四年間暮らした街なもので)

中学の時同級生の女子から何とはなしに借りてから、一時とりつかれたかのように 別冊マーガレット、少女コミック、ララ に ぶーけ、りぼん ついでに なかよし まで読んでいた時期がありました。
高橋千鶴って知ってますか?
ジャンプ や マガジン も読まず、ガロ にも行かず。

ああ青春。
(みなさん引かないでください)



くらもちふさこ 『おしゃべり階段』 集英社文庫-コミック版




BGMについて

ろば屋では普段BGMとしてかけている音楽は静かなジャズとか古いクラッシックとかあまり作品のじゃまをしないものを選んでいます。
音楽がないのも好きなのですが、立地上、車や踏み切りの音がうるさいのです。

でも静かな曲がいいのかと言うと本当のところはよくわからなくて、先日の雨の日曜日は 「こんな日は誰も来ないや」となかばやけくそ的にマイルス・デイビスの 『ゲット・アップ・ウィズ・イット』(名盤ですが、暗くてこわい)をかけていたら、たまたま入ってきたお客さんがそれに反応してくださり、話がはずみ、作品をお買い上げいただいた、なんてこともありました。


数年前訪ねた東京の 『桃居』 さん(おやじギャグではありません)では、ちょうど漆の方の個展開催中だったのですが、かかっていたのがオールド・アンド・ニュー・ドリームスの 『プレイング』!。
漆にフリー・ジャズなんてかっこいいー、と一人静かに感動しておりました。

オールド・アンド・ニュー・ドリームス。
なんて素敵なネーミングなのでしょう。
『プレイング』は私も大好きで、フリージャズなのですが、なんて言うか、本当に 「美しい」 アルバムです。
東京の 『桃居』 さん(おやじギャグではありません)、さすがです。
でも私には、麻布のおしゃれなギャラリーのまねは逆立ちしても一生できそうもありません。


個展前の展示変えは、ろば屋の場合、前日の定休日にシャッターを下ろして、暗くもくもくと行っています。
そういう環境では、展示がうまくいかなくて行き詰まってしまうと、半狂乱になってしまうことがあります。
半狂乱になると、なにもかも放り出して近所のスーパーにタコヤキを買いに走っていってしまったりします。
この前作家さんとその作業をしていてそんな状況になりかけた時、たまたまもらっていたクイーン!のベスト盤をかけたら場が盛り上がり、その後の作業が順調に進んだことがありました。

クイーン恐るべし!
(とは言っても普段店内ではかけませんよ)
フレディ・マーキュリーがもしまだ生きていて、中年のメタボリックなおっさんになっていたらスーパーマリオに似ていたでしょうか。



マイルス・デイビス 『ゲット・アップ・ウィズ・イット』 ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
OLD AND NEW DREAMS 『PLAYING』 ECM(from UK, import)




しみじみ更新中

『酒とつまみ・第9号』と『酔客万来』(ともに酒とつまみ編集部刊)が入荷しました。
そのまんま、酒とつまみと酔っ払いの雑誌です。
読んだ後とてもホッピーが飲みたくなります。
有田芳生さんや南陀楼綾繁さんなどの連載も楽しいですが、何と言っても巻頭のインタビューのゲストが毎回興味深くおもしろい。(今回のゲストは松尾貴史さんです)
居酒屋で飲みながらなので、あたりまえですがほとんどみなさん酔っ払っております。
そして、いままでのそのインタビューをまとめたのが 『酔客万来』。
中島らもさんや高田渡さんなど、もう聞けない貴重なお話しも収録されています。



11月からブログを再開して3日連続で更新!
すげえじゃん俺。
と思ったら3日で途絶えてしまいました。
やっぱりな。
以前も半年しかもたなかったもんな。

前のブログは 『もはももひきのも』 という題名でやっておりました。
『もはももひきのも』 は言わずと知れたレイ・ブラッドベリの 『ウは宇宙船のウ』 をもじらせていただいたものです。
だからといって私がブラッドベリの熱烈なファンかというと全くそういうことはなく、内容も全然覚えていないのでそこから話を膨らますことはできません。
だからブログも終わっちゃったんですね、きっと。
で、また凝っても何だしな、ということで 『ろば日記』 になったのです。
極端に安易。

高校生の頃、私にそのレイ・ブラッドベリを貸してくれた友人は赤いウールのベストが似合いませんでした。
でも、高野文子さんの 『絶対安全剃刀』を貸してくれたのも彼だったし、ウェザー・リポート(ジャズバンドです)の『8:30』を貸してくれたのも彼でした。
今さらながらいろいろありがとう。

ウェザー・リポートと言えば、ジャコ・パストリアス(b)が死んじゃった時もショックだったけど、先日知ったジョー・ザビヌル(key)の訃報も結構しみじみしてしまいましたな。
よみうりランド行ったっけなー、大腸炎だったのに。

しみじみ。


ブログもほどほどにしみじみやっていきます。



レイ・ブラッドベリ 『ウは宇宙船のウ』 創元SF文庫・東京創元社
高野文子 『絶対安全剃刀』 白泉社
ウェザー・リポート 『8:30』 ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル


いわし食べたい

沖縄の張子作家、豊永盛人さんのカルタが入りました。
もともとはガラス絵だったものを元に、本物のカルタを作ってしまったのだそうです。(カルタは印刷です)
豊永さんらしい、ゆるくてシュールな世界(よくわかりませんね)が、小さなカルタの中にもたっぷりつまっていて笑えます。

なお、豊永さんには来春個展をお願いしています。
そちらもどうぞお楽しみに!



さて、きのう豚汁を一週間食べ続ける人間の話を書いていて、もうひとり「同じものを食べ続ける人間」がいたことを思い出しました。

一浪して受験で上京した際、一年先に東京に出ていた友人のアパートに泊めさせてもらうことになりました。
上野で久しぶりの再開に喜び、下北沢の彼のアパートに連れて行ってもらってびっくり。
入ってすぐの台所の床に生のいわしがいっぱい入った木箱が一つ、でーんと置かれていたのです。
「近所の魚屋さんで安かったから」
普通一人暮らしでそんなに大量に買うかー

彼は先週からそれを食べ続けていたそうですが、木箱にはまだたくさんのいわしが ・・・・・
いくら冬とはいえ、きっと最後は腐っていたんじゃないでしょうか。(いや絶対腐っていたでしょう)

そんな彼がいよいよ受験という日の朝かけてくれたのが ビル・エバンスの 『ポートレイト・イン・ジャズ』 でした。
ふすまの隙間からほのかに生臭い匂いの漂う古い木造アパートで聞くビル・エバンス。
でも、その情景はずっと今でも頭に残っていて、私にとってビル・エバンスと言えばやはり 『ポートレイト・イン・ジャズ』 なのです。



ビル・エバンス トリオポートレイト・イン・ジャズ』 こちらも国内盤はもうないのでしょうか。さみしい限り・・・・・

亀は万年床

本日、倉敷の古本屋「蟲文庫」店主・田中美穂さんが書かれた、『苔とあるく』が入りました。
古本屋を営みながらも苔と猫と亀を愛する田中さんの、苔への深い愛情がたっぷりつまった本です。
探索から採集・整理まできちんした苔への接し方も押さえつつ、コケのてんぷらの作り方や遠征先での焼き鳥とビールの写真まで。
美しい苔の写真もいっぱいで、かわいいイラストと暖かな眼差しの文章に、今までコケに興味がなかった方にも充分楽しめる一冊です。


倉敷は改めて言うまでもなく岡山県。
北の生まれの私は京都・大阪より先は未知の世界なのですが、ここでせっかくなので強引に岡山つながりの思い出を書こうと思います。

学生時代の同級生にその風貌から「こなき」と呼ばれる(もちろん、こなきじじい由来)岡山県出身の人間がおりました。
彼はとてもいいやつでみんなから慕われておりましたが、彼のアパートでは水木しげるさんのマンガに勝らないけど劣らない?何とも恐ろしい世界が展開されていたのです。

四畳半のその部屋は男の部屋らしく万年床なのは、まあしょうがないのですが、その万年床の上には夏なのにコタツが乗っており(コタツ布団がそのまま掛け布団)、まさに亀状態。 *実は「亀は万年」ということわざはそこから来ています。(うそです)
そしてその脇には高校の自転車部時代に買ったというロードレーサー用の自転車が鎮座し(外に置くと盗まれるからだそうで)、友人数人と連れ立って遊びに行っても立っているしかないのです。(何かペタペタするので、すわりたくないとも言う)

申し訳程度の狭い台所には、なぜが巨大な業務用の寸胴なべが一つ。
彼はそこで「先週はカレー」「今週は豚汁」と一週間分をまとめて作り、同じものを一週間食べ続けるということを繰り返していたのでした。
メニューもカレーと豚汁しか聞かなかったので、もしかしたら四年間このヘビーローテーションですごしていたのでしょうか。
ちなみにカレーと豚汁はカレールーと味噌が変化するだけで他はいっしょです。

そんな彼も卒業とともに故郷の菓子メーカーに就職し、なぜかアメフト部に入ったと聞きました。
K君、その後お元気ですか?


(主人公が岡山県出身というだけで、内容は全然岡山県と関係なかったですね)




蟲文庫店主・田中美穂(著) 『苔とあるく』 WAVE出版


AAへのオマージュ

友人からもらったCDの中にアルバート・アイラーがあった。
アルバート・アイラー!

その昔受験生だった頃、夜のNHK-FMに短い朗読の番組があってよく聴いておりました。
そこで私は中上健次を知り、アルバート・アイラーを知ったのでした。
(「知った」というだけで両方ともよくわかっていません、昔も今も)


昼めしのBGMじゃないよなーと思いつつ、久しぶりのアイラーをかける。
そのうちコルトレーンを凌駕し、コルトレーンの破産を乗り越えるだろうと若い中上健次が狂信していた、アイラー。

うーー、うーー、うっっ。

このろば屋の中途半端な空間が、ニューヨークのハーレムにでもあるかように思えてくるぜ。 (ええっ)
裏の雨のそぼ降るしょぼい新川すら、真冬の吹雪のハドソン川に見えてくるじゃないか。 (いえいえ)
あそこを流れる木っ端のようなものは、ひょっとしたらアイラーの死体か? (そんなことはありません)

スピーカーを切り裂くように流れてくるアイラーのソプラノサックスが「破壊せよ!破壊せよ!」と叫んでいる!
俺は(いつの間にか「俺」になっている)おもむろに弁当のゆでたまごを四つに切り裂き、勢いよく口の中に放りこんだ。


ふーっ (たばこは10年前にやめたのでためいきです)




ろば屋は11日まで常設展示中です。
田辺京子さんの強烈な!作品も一部引き続き展示予定です。
お見逃した方は是非。




中上健次「破壊せよ、とアイラーは言った」集英社文庫刊 も、中に出てきた アルバート・アイラーの「ゴースト」や「スピリチャル・ユニティ」ももう絶版しているようですね。(ちゃんと調べてないけど)

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